おっぱいの重要性

姪っこは、開咬(カイコウ)である。


開咬ってご存じだろうか?


下で前歯を押す癖のために、前歯が前に出て、下の歯とかみ合わなくなってしまうことだ。


食事の時におかしいな・・・とは思っていた。
彼女がたべるのは、幼児の頃からお菓子・野菜・麺一辺倒で
しかも咬み切らずに、すべての長さいっぺんに口に入れる。
ひどい時には、上を向いて口に入れる。


行儀が悪い。と思い、周りは注意していた。


ところが、最近の学校の診断で、歯のせいだとわかり
今日歯医者に行ったところ、歯科医が丁寧に説明してくれた。


姉にとって、彼女はふたりめの子である。
兄の育児を進めていく上で、すっかり生活パターンが完成していた姉は
下の子はとってもラフに育てた(笑)


曰く、ほとんどミルク。離乳食もそこそこで、大体みんなと同じものをうすめたりして食べてた。と。


姉は医師に、赤ちゃん時代の生活まで遡って、事細かに質問されていた。


なぜって、舌で前歯を押してしまうのは


「生まれた時からの練習不足」


なのだそうだ。


生まれてすぐから、赤ちゃんはおっぱいを飲むことで、
舌を上手に動かし吸いつくことを覚える。


下を上下に動かすことで、舌の筋肉が培われる。顎が育つ


舌の筋肉が育つことで、息を吸うときに鼻から吸うことができる
筋肉のない子は舌が上あごの位置にいかないので、どうしても口呼吸になる。


口呼吸になると、舌で前歯を押してしまう。
顎も育っていないまま、永久歯に生え換わると、歯が入り切らず、がちゃがちゃに生えてしまう。


と、こんな感じだ。


よく、おしゃぶりを長くしていると出っ歯になるという噂があるが、
それは、おしゃぶりを吸っている時の舌の位置が
おっぱいの時とは異なって、潰すようにすっているからだそうだ。
おしゃぶりが外れても、それが癖になると歯を押してしまうようになる。


矯正歯科では、その舌の筋肉を鍛えるリハビリ運動を指導してくれるが
1回につきなんと3000円以上。


開咬を矯正するには、子供でも30万くらいはかかりそうだ。。。




赤ちゃんがおっぱいを毎日飲むことは、とても大事なのである。